【ネタバレ含む】映画『アマデウス』の思い出〜モーツァルト忌に寄せて〜
こんばんは!
映画は時々☆せいらです♪
今日12月5日は、1791年に音楽家モーツァルトが亡くなったため、モーツァルト忌とされています♪
私がモーツァルトに纏わる話で思い出深いのが、映画『アマデウス』です。
確か中学か高校かどちらかの時に、教材として授業で観たのですが、その内容が衝撃的で記憶に残っています。
※この後は、内容に一部ネタバレを含みます。
この映画の何が衝撃的だったか。
それは、それまでの人生の中で一番強く、人の嫉妬・妬み・恨み・欲望という感情が伝わってきた映画だったからだと思います。
そのあらすじを、私なりにとても簡単にまとめてみます。
主人公は、作曲家のアントニオ・サリエリ。
宮廷作曲家としては、モーツァルトの先輩にあたる存在です。
そのサリエリが、晩年精神病院にいてそこでの語りから話が始まります。
3歳でチェンバロを弾き、5歳で作曲をして、幼い頃から皇帝や法王の前でピアノを弾いたりなど、非凡な才能をみせたモーツァルトに対して、サリエリはずっと嫉妬の念を抱いていました。
酒・女遊びなど、プライベートがだらしないにも関わらず、作曲においては比類なき才能をみせて数々の名曲を生み出していたことが、よりその嫉妬の念を燃え上がらせたのでしょう。
モーツァルトが不利になるように裏で画策して動いたり、モーツァルトの亡き父親の亡霊を装うような形で目の前に現れたりと、酒と薬で病み、生活が荒れて困窮していたモーツァルトを精神面で次第に追い込んでいきます。
ただ、最期の最期においては、嫉妬とは表裏一体に尊敬や憧れの面も垣間見え、モーツァルトの遺作となる作品の完成に最後まで尽くします。
命をとして作品を完成させて、モーツァルトは死にます。
華やかな一時代を築いたモーツァルトの最期はとても寂しいもので、見送ったのは妻とサリエリ含めてほんの数名。
サリエリがその全てを精神病院から語り終え、映画は終了。
人間そのものが描かれているという点において、同じ頃にみて衝撃をうけて残っている作品で言えば、夏目漱石の小説『こころ』。
私にとってはその衝撃の度合いにおいて、とても似ている部分があります。
たまには、重々しく人間があらわれている作品を観たいなと思った際には、おススメです。
宮廷においての上下関係や人間模様も垣間見えて、それもまた面白さの一つかなと思います。
1984年、アカデミー賞も8部門受賞している、名作と言える作品です♪
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